皆さん、こんにちは。兵庫県神戸市を拠点に、総合建設工事やリフォーム事業を手がけている橋本建設株式会社です。
現在の仕事にやりがいを感じつつも、ふと「この先のキャリアプランはどうしようか」「自分の経験は社外でどう活かせるのだろうか」と考えたことはありませんか。
「施工管理は転職しやすい」と耳にすることもありますが、その根拠や、自分に合った転職先をどう見極めれば良いのか、気になるところだと思います。
この記事では、なぜ施工管理が転職市場で有利なのか、その理由を深く掘り下げると共に、転職を成功に導くための具体的な職種や重要なポイントを、一つひとつ分かりやすく解説していきます。
そうした疑問や不安を解消し、あなたのキャリアの選択肢を広げるための一助となれば幸いです。
■施工管理は転職しやすい?
結論から言うと、施工管理は比較的転職しやすい職種です。その背景には、建設業界が抱える深刻な人材不足があります。経験や資格を持つ施工管理者は、企業にとって即戦力となる貴重な存在であり、転職市場で高く評価されます。
また、施工管理の業務を通して培われるスキルは、他の業界でも通用する汎用性の高いものばかりです。ここでは、特に強みとなる3つのスキルをご紹介します。
・マネジメント能力
施工管理の核となるのが、プロジェクト全体を管理するマネジメント能力です。具体的には、「品質・コスト・工程・安全」の4大管理を遂行し、決められた工期内に工事を完了させることが求められます。天候の変化や予期せぬトラブルなど、不確定要素が多い中で、緻密なスケジュール調整や資材・人員といったリソースの適切な配分を行う手腕は、まさに高度なプロジェクト推進能力です。このスキルは、あらゆるビジネスシーンで役立つ強力な武器となります。
・リーダーシップ
建設現場では、職人や作業員、設計者など、さまざまな立場の専門家が協力し、一つのプロジェクトを完成に導きます。その中心に立つ施工管理者は、多くの関係者を統率するリーダーです。経験豊富な職人から若手まで、多様なメンバーの意見を調整し、的確な指示を出す役割を担います。予期せぬトラブルが発生した際にも、冷静な判断でチームを導くリーダーシップは、業界を問わず重宝されるでしょう。
また、現場では予期せぬトラブルが発生することもあり、イレギュラーな状況でも冷静に判断して解決していくためにも施工管理のリーダーシップは欠かせません。チームをまとめる力や柔軟な対応力、適切な指示を出す力など、施工管理を務めるなかでリーダーシップが培われ、幅広く活躍できる人材として重宝されるでしょう。
・コミュニケーション能力
施工管理は、現場の職人や作業員はもちろん、発注者、設計者、さらには行政機関など、社内外の多くの関係者と連携する仕事です。それぞれの立場や意図を正確に汲み取り、こちらの要望や指示を的確に伝える高度なコミュニケーション能力が、日々の業務の中で自然と養われます。このスキルは、どんな職場でも円滑な人間関係を築き、業務をスムーズに進める上で不可欠です。
■施工管理が転職を考える理由
高いスキルが身につく一方で、多くの方がキャリアを見つめ直す背景には、この仕事ならではの共通した理由があります。
・転勤や出張が多い
プロジェクトごとに現場を移動するため、時には自宅から遠く離れた場所での長期的な勤務を求められることがあります。特に大手ゼネコンなどでは、日本全国、場合によっては海外への転勤や出張も珍しくありません。ご自身のライフステージの変化に伴い、「家族との時間を大切にしたい」「地元に根差して働きたい」と考えたとき、転勤のない働き方が転職の大きな動機となり得ます。
・ワークライフバランスを整えたい
工期を守ることは絶対であり、プロジェクトの終盤や天候不順が続いた後など、進捗を取り戻すために残業や休日出勤が必要になることもあります。大きな達成感を得られる反面、友人や家族との予定が立てにくいなど、プライベートの時間を確保しづらいと感じる方もいます。「オンとオフのメリハリをつけたい」「週末はしっかり休みたい」といった、ワークライフバランスの改善を求めて転職を決意するケースは少なくありません。
・年収をアップさせたい
施工管理の年収は、本人の経験年数、保有資格(1級・2級建築施工管理技士など)、企業の規模や請け負う工事の種類、勤務エリアなど、様々な要因によって大きく異なります。自身のスキルや実績を正当に評価してくれる企業や、より大規模なプロジェクトを手がけている企業へ移ることで、大幅な年収アップを実現できる可能性があります。
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》施工管理3年目で直面するよくある悩みとは?求められるスキルと成長のためのステップを紹介!
■施工管理が転職しやすい職種は?
施工管理の経験は、建設業界内外のさまざまな職種で活かせます。ここでは代表的な3つの職種をご紹介します。
・営業職
現場を知り尽くしていることは、営業職において他にはない大きな武器になります。例えば、建材や機械設備のメーカーでは、顧客である建設会社の担当者と専門的な会話ができ、現場のニーズに即した説得力のある提案が可能です。また、建設会社の営業としても、クライアントの要望を技術的な視点から深く理解し、信頼関係を築く上で現場経験が直接役立ちます。
・設計職
建築士の資格をお持ちの方や、CAD(コンピュータ支援設計)の使用スキルがある方なら、設計職へのキャリアチェンジも有力な選択肢です。「図面上は美しくても、実際の施工が難しい」といった現場のリアルを知っているため、より実践的で施工性に優れ、コスト意識も備わった質の高い設計ができるでしょう。
・公務員
地方自治体や国の機関などで、土木・建築分野の技術職として働く道です。施工管理として培った専門知識や現場経験は、公共工事の計画・発注・監督業務や、インフラ設備の維持管理、建築確認審査などの業務で直接活かすことができます。安定した環境で、より公共性の高い立場から社会貢献に携われるのが大きな魅力です。
■転職成功のポイントとは?
後悔のない転職を実現するために、以下の3つのポイントを意識して活動を進めましょう。
・これまでに培った経験や実績をアピールする
「〇〇億円規模の工事で、〇人のチームを率いた」「コストを〇%削減した」など、これまでのキャリアで何を成し遂げ、どんなスキルを身につけたのかを具体的に整理しましょう。特にマネジメント能力やリーダーシップといった強みは、担当したプロジェクトの規模や実績といった具体的なエピソードと共にアピールすることが、採用担当者への強い説得力につながります。
・転職のタイミングは慎重に見極める
担当している工事が進行中の場合、途中で投げ出すような形は避けましょう。これは社会人としてのマナーであると同時に、ご自身の経歴を守る上でも重要です。プロジェクトの区切りが良い時期を見計らい、後任への引き継ぎを丁寧に行うことが、円満退職と次のキャリアへのスムーズな移行につながります。
・目的に合った転職先を選ぶこと
「なぜ転職するのか」という目的を明確にすることが、転職活動の最も重要な軸となります。「ワークライフバランスを最優先する」のか、「年収アップを目指す」のか、「新たな分野に挑戦したい」のか。この「転職の軸」が定まっていれば、数ある求人情報に振り回されることなく、自分に合った企業を冷静に見極めることができます。
》施工管理の転職でおすすめのタイミングは?転職を成功させるために知っておくべきポイントを紹介!
》建築施工管理におすすめの転職先は?選ぶ際のポイントや注意点を解説
■まとめ
ご自身の強みを再認識し、転職の目的を明確にして活動すれば、きっと希望のキャリアを実現できる可能性が大いにあります。転職はゴールではなく、あなたの可能性をさらに広げるための新しいスタートです。
■橋本建設ではリフォームや公共工事の建築施工管理技士を募集しています!
橋本建設は、神戸市で公共工事や民間の建築工事、住宅リフォームなどを行う総合建設会社(ゼネコン)です。創業50年の安定した企業で、神戸市優良工事表彰を2年連続受賞しています。
当社では、未経験からスタートした社員や、女性の施工管理技術者も活躍しています。20代・30代の先輩社員が多く在籍しており、若手や新卒、未経験の方でも安心して業務に取り組める環境です。
デジタルツールも積極的に取り入れ、働き方改革の一環として、DXの導入も推進しています。タブレット端末を活用して現場からでもオンライン会議に参加できるようにしたり、作業のデジタル化やペーパーレス化を進めたりと、業務の効率化につながっています。
現代において、心身ともに健康で負担の少ない働き方は当然のことと捉え、プライベートの充実が良い仕事につながり、ひいては自己成長にも結びつくという好循環を生み出すことを目指しています。
年間休日は(具体的な年度を記載)より113日に増加し、将来的には120日を目指しています。有給休暇取得推進日を設けるなど、休暇を取得しやすい環境づくりにも努めており、有給休暇は時間単位での取得も可能です。
施工管理者としてやりがいを感じながら、しっかりと休息を取りプライベートも充実させたいとお考えの方は、ぜひ橋本建設へお気軽にお問い合わせください。
Instagramもやっていますのでぜひご覧ください。
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