2018年の大阪北部を震源とする地震により、ブロック塀の倒壊事故が発生しました。
橋本建設にも、こんなお問い合わせが増えてきました。
・うちにもブロック塀があるけど大丈夫?
・点検してもらったほうがいいのかな?
このページでは「自分でできるブロック塀のセルフチェック」と
「ブロック塀を解体するときの支援制度」についてご紹介します。
◆自分でできるブロック塀のセルフチェック
10の質問のうち、Yesはいくつありますか?
1. 塀を作って15年以上経過している
2. 高さが1.6m(※8段積み)以上ある
3. 上に積み足しをしている
4. ブロックの厚さが薄い(12cm未満)
5. 透かしブロックを2つ以上並べて使用している
6. 長さ3.4m以下ごとに控え壁がない
7. 笠木(塀の頂上を1本につなぐ部分)が壊れている
8. 鉄筋が見えている箇所がある
9. フェンスの錆やぐらつきがある
10. コケの付着や腐食がある
「Yes」が2個以上あった方は次の質問に進んでください。
11. 石垣や大谷石の上にあるブロック塀がある
12. ヒビ割れ・亀裂・破損がある
13. 土や樹木の圧力を受けている
14. 塀が傾いている
15. 塀を押すとぐらつく
いかがでしたか?
№11~№15に1つでも「Yes」があった場合は危険なブロック塀とみられます。
専門家に相談の上、早めの対策をおすすめします。
また「今は大丈夫」でも定期的にチェックして、災害に備えて下さい。
「危険ブロック塀に該当したが、どうしたらいい?」
神戸市では危険なブロック塀を壊すときの支援制度が用意されていますのでご紹介します。
◆ブロック塀を解体するときの支援制度
「平成31年度 神戸市危険ブロック塀等撤去助成事業」
◆補助対象となるブロック塀等
たくさんの人が通る道や公園に面している
高さが80cm以上
危険なブロック塀である(自己チェックで該当)
◆補助金額
補助対象経費×2/3 最大20万円
※補助対象経費上限 1mにつき1万円
◆受付期間
平成31年4月1日~令和2年3月15日
※ただし予算に達し次第終了します
「神戸市危険ブロック塀等撤去助成事業」は、ブロック塀の所有者でしたら、個人や法人を問わず申請が可能です。
災害時に人に危害を加えてしまわないために。
また、避難や救助の妨げにならないためにも。
日頃から安全チェックを心がけるとともに、公的な支援制度を上手く活用し、災害に備えましょう。
最後になりますが、
「危険ブロック塀の撤去工事っていくらかかるの?」
とよくお問い合わせを頂きますので、ご参考までに橋本建設が行った工事の一例をご紹介させていただきます。
【神戸市長田区】
リフォーム前、9段積みのブロック塀
↓
リフォーム後、3段積み+アルミ目隠しフェンス
工事費:約48万円(税別) 補助金利用なし
【神戸市兵庫区】
解体前:石垣の上に8段積みブロック塀
↓
解体後:ブロック塀が無くなった状態
工事費:約30万円(税別) 補助額:8万円