皆さん、こんにちは。兵庫県神戸市を拠点に、総合建設工事やリフォーム事業を手がけている橋本建設株式会社です。
40代になると、体力面や待遇面などさまざまな理由から施工管理・現場監督を辞めたいと考える人もいるでしょう。しかし、40代での転職はうまくいくのか、辞めて後悔しないかなどの不安から、なかなか一歩を踏み出せない人も多いかもしれません。
この記事では、施工管理・現場監督を辞めたいと考えている40代に向けて、辞めたいと思う理由や辞めるリスク、転職活動を成功させるポイントなどについて解説します。
転職を考えているのであれば、早めに行動に移すことが大切です。少しでも転職をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
■40代で施工管理・現場監督を辞めたいと考える理由は?
まずは40代で施工管理・現場監督を辞めたいと感じる主な4つの理由について解説します。
・体力的な限界を感じる
40代になると、20代や30代の頃に比べて体力の限界を感じる場面が増え、体力的な負担の少ない仕事への転職を考えるケースがあります。たとえば体力や視力の低下を感じると、高所での作業や細かい図面を見ながらの作業などに不安を感じてしまうこともあるでしょう。
また、現場では季節を問わず長時間の立ち仕事が続いたり、不規則な勤務体系で体力的な負担を感じたりと、慢性的な疲労が蓄積しやすくなかなか回復しないと感じる人もいるかもしれません。
さらに、体力的な面で疲労が蓄積している状態では、精神面にも不調をきたす恐れがあります。慢性的なストレスを抱えたまま仕事を続けていると、メンタルヘルスの問題につながることもあるでしょう。
・家族との時間を大切にしたい
40代は子育てや親の介護など、家庭での役割や責任が増大する年代でもあります。施工管理・現場監督の仕事は、プロジェクトの進捗状況に応じて土日の勤務や長時間勤務、突発的な事態への対応なども求められるため、家族との時間がとりにくいと感じるケースもあります。
また、責任の大きい立場であることへのプレッシャーでストレスを抱えたり、家にいても仕事のことが頭から離れず心から休まらなかったりすることもあるでしょう。せっかくの家族との時間を楽しめなかったり、ゆっくり向き合えなかったりすることで、ジレンマを感じてしまうこともあるかもしれません。
そのため、理想的なワークライフバランスを叶えるために転職を考えているというケースもあります。
・キャリアアップの機会がない
40代になると、企業規模や事業内容などによっては「キャリアアップの機会がない」「キャリアの行き詰まりを感じる」といった理由から転職を考えるケースもあります。
たとえば数年間ほぼ同じような規模のプロジェクトばかり任されていたり、管理職への昇進が見込めなかったりすると、残りのキャリアを考えてもっと活躍や成長ができる機会を求めて転職を考えるということもあるでしょう。
・給与面での不満
40代は子どもの教育費や老後の生活資金などを真剣に考えるタイミングでもあることから、給与面での不満を抱えて転職を考えるケースがあります。
会社の給与体系によっては「40代では今後大幅な昇給が見込めない」と感じるケースもあり、より高い給与水準の企業やインセンティブ制度を取り入れている企業への転職を考えている人もいるでしょう。
■40代で施工管理を辞める時のリスクはある?
40代で施工管理・現場監督の仕事を辞めようと考えている場合、メリットだけでなくリスクもしっかりと理解したうえで転職活動を進めることが大切です。ここでは主な3つのリスクについて解説します。
・収入面でのリスク
転職したからといって、必ずしも収入が上がるわけではないので注意しましょう。厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、転職入職者の賃金変動状況は、前職に比べて「増加」した割合は37.2%、「減少」した割合は32.4%、「変わらない」の割合は28.8%となっています。
この調査結果からわかるように、もっとも多いのは賃金が増加した人であるものの、減少した人も変わらない人もあまり大差がないといえます。収入が増えるかどうかは、転職者の経験やスキル、保有資格、転職先の企業の給与体系などによるでしょう。
また、転職直後は試用期間となるケースもあり、試用期間中は各種手当や賞与が支払われないこともあります。一時的に収入が減ってしまうリスクも視野に入れ、転職先を検討することが大切です。
出典:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」
・転職先でのミスマッチ
施工管理・現場監督の仕事は専門性が高いため、長年培ってきたスキルや経験は、業界や職種によっては十分に活かせない恐れがあります。また、長年同じ会社に勤めてきた場合はその会社ならではの慣習や労働環境に慣れてしまい、新しい環境に適応するのに苦労することもあるでしょう。
スキルのミスマッチを防ぐためには、転職先の企業で求められるスキルを十分に理解し、必要に応じて新しいスキルを身につけておくことが大切です。
・家族への影響
家庭がある場合は転職は自分だけの問題ではないため、転職をすることで家族にどのような影響を与えるかを十分に理解しておくことが大切です。たとえば引っ越しを伴う転職であれば、家族みんなで引っ越すとなると、子どもが転校しなければならなかったり、配偶者が仕事を辞めなければならなかったりする恐れがあります。
また、収入が減る場合は生活費をはじめ、住宅ローンの返済や子どもの教育費などに影響を与えてしまいます。転職による影響を家族で十分に話し合い、家族から理解を得たうえで転職活動を進めるようにしましょう。
■現場監督を辞めて後悔しないために考えるべきポイント
施工管理・現場監督の仕事を辞めて後悔しないためには、自分の現状をしっかりと見つめ、将来について具体的に考えることが大切です。ここでは後悔しないために考えておくべき2つのポイントについて解説します。
・「現場監督」か「会社」のどちらを辞めたいのか考える
転職をしたいと思った理由を掘り下げて考えたときに、「施工管理・現場監督」を辞めたいのか、その「会社」を辞めたいのかで転職活動の方向性が大きく異なります。同じ職種でも違った職場になることで、より活躍できたりやりがいを感じたりできるようになることもあります。
・収入が減っても問題ないか考える
転職しても収入が上がるとは限らないため、現状よりも収入が減っても問題ないかをじっくり考えるようにしましょう。生活費や住宅ローン、子どもの教育費や老後の生活費用の貯蓄などを見直し、収入が減ったとしても問題がないかを家族でしっかりと話し合ってから転職活動を進めることが大切です。
■40代でも施工管理転職は可能!成功させるコツとは
40代での転職は注意点はあるものの、ポイントを押さえて転職活動をすれば十分成功する可能性があります。ここでは成功させる3つのコツについて解説します。
・現場の工期を気にしない
転職を決意したら、自分にとって適切なタイミングでの退職を検討しましょう。現場の工期を気にしすぎると、退職するタイミングを逃してしまう恐れがあります。なるべく現場に迷惑をかけないように計画することも大切ですが、自分のキャリアのためにはしっかりと決断する勇気も必要です。
・資格やスキルの棚卸し
転職活動がうまくいくためには、自分自身が保有している資格やこれまでに身に付けたスキルを整理しておくことが大切です。1級建築工事施工管理技士や2級建築工事施工管理技士の資格は、転職市場では大きな武器になります。とくに1級建築工事施工管理技士の保有者は重宝されるでしょう。
これまでにどのような工事経験があるのかも踏まえ、自身の保有資格やスキル、強みを十分にアピールできるようにしておきましょう。
・転職先を決めてから辞める
転職先を決めてから退職すれば、無職である期間を最小限に抑えられて安心です。また、転職先が決まっていれば職場から引き止められることもないでしょう。
》建築施工管理におすすめの転職先は?選ぶ際のポイントや注意点を解説
》施工管理の転職でおすすめのタイミングは?転職を成功させるために知っておくべきポイントを紹介!
■まとめ
40代で施工管理・現場監督を辞めたいと思っている場合、しっかりとポイントを押さえれば転職を成功させることは十分に可能です。後悔しないためにも「自分はなぜ辞めたいのか」をしっかりと見つめ、転職することによるリスクを十分に理解したうえで転職先を検討することが大切です。
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》本社ビル リニューアルのお知らせ
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