二級建築士になるには?受験資格や取得するための最短ルートを紹介  

皆さん、こんにちは。神戸市を中心に兵庫県南部で総合建設工事を行っている橋本建設株式会社です。


二級建築士は、建築物の設計や施工に関わる専門知識と技術を持ち、建築士法に基づいて建築物の設計、工事監理、施工管理を行うことができる国家資格です。建築業界で活躍したい方や、建築士への登竜門として二級建築士資格を目指す方は多いのではないでしょうか。


この記事では、二級建築士になるために必要な受験資格や取得方法、最短ルートなどを詳しく解説します。さらに、建築施工管理の仕事に興味がある方に向けて、橋本建設の求人情報もご紹介します。




■二級建築士になるにはどうすればいい?



二級建築士になるには、以下の3つのステップが必要です。


1. 受験資格を満たす
2. 二級建築士試験に合格する
3. 免許申請を行い、免許を取得する


受験資格と試験内容、免許取得までの流れを詳しく見ていきましょう。



・二級建築士の試験は受験資格、必要?

公益財団法人 建築技術教育普及センターによると、令和5年3月の時点での二級建築士試験及び木造建築士試験の受験資格(建築士法第 15 条)資格は以下の内容です。


・第一号 大学(短期大学を含む)、高等専門学校、高等学校において、指定科目を修めて卒業した者
・第二号 その他都道府県知事が特に認める者
・第三号 建築実務の経験を7年以上有する者


さらに建築士法第15条において、建築に関する学歴又は資格などに応じて、必要となる建築実務の経験年数が定められています。


・大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者…最短0年
・建築設備士…0年
・その他都道府県知事が特に認める者(外国大学を卒業した者等)…その他都道府県知事が特に認める者(外国大学を卒業した者等)
・建築に関する学歴なし…7年以上



・実務経験の内容は?

「建築実務の経験」として認められるものは、公益財団法人 建築技術教育普及センターのHPによると以下のように定められています。


・「建築実務の経験」として認められるもの
(1)建築物の設計(建築士法第21条に規定する設計をいう。)に関する実務
(2)建築物の工事監理に関する実務
(3)建築工事の指導監督に関する実務
(4)次に掲げる工事の施工の技術上の管理に関する実務
 イ 建築一式工事(建設業法別表第一に掲げる建築一式工事をいう。)
 ロ 大工工事(建設業法別表第一に掲げる大工工事をいう。)
 ハ 建築設備(建築基準法第2条第三号に規定する建築設備をいう。)の設置工事
(5)建築基準法第18条の3第1項に規定する確認審査等に関する実務
(6)消防長又は消防署長が建築基準法第93条第1項の規定によって同意を求められた場合に行う審査に関する実務
(7)建築物の耐震診断(建築物の耐震改修の促進に関する法律第2条第1項に規定する耐震診断をいう。)に関する実務
(8)大学院の課程(建築に関するものに限る。)において、建築物の設計又は工事監理に係る実践的な能力を培うことを目的として建築士事務所等で行う実務実習(インターンシップ)及びインターンシップに関連して必要となる科目の単位を所定の単位数(30単位以上又は15単位以上)修得した場合に実務の経験とみなされる2年又は1年の実務




■試験を合格するだけでは、免許をもらえるわけではない!



二級建築士試験に合格しても、すぐに免許を取得できるわけではありません。試験合格後、建築士登録申請を行い、免許を取得する必要があります。二級・木造建築士となるには、二級・木造建築士試験に合格し、受験した都道府県知事の免許を受けなければなりません。受験申込した都道府県の二級・木造建築士名簿に登録されることによって行われます。建築士登録申請に必要なものは、都道府県によって異なりますので、それぞれの建築士会の案内を確認してください。



・大学、短期大学、高等専門学校などで指定科目を修めて卒業する

大学・短期大学・高等専門学校で建築系の指定科目を40単位以上履修して卒業した方は、二級建築士試験に合格すれば、実務経験なしで免許登録できます。しかし、取得した単位数が以下の場合は、免許登録のために実務経験が必要です。


・30単位以上40単位未満: 1年間の実務経験が必要
・20単位以上30単位未満: 2年間の実務経験が必要


早めに計画的に準備を進めて、スムーズに二級建築士資格を取得しましょう!



・資格試験を受験して合格する

二級建築士試験に合格するためには、試験科目である「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」の4科目それぞれの特徴を理解し、効率的に対策することが重要です。


建築計画: 建築物の設計に関する知識を問う科目です。暗記だけでなく、理解と応用力が求められます。過去問から出題傾向を把握し、論理的に思考する力を鍛えましょう。


建築法規: 建築に関する法令を正確に理解し、適用できる能力を問う科目です。法改正にも注意が必要です。条文をしっかり読み込み、法解釈のポイントを理解しましょう。


建築構造: 建築物の構造に関する知識と計算力を問う科目です。公式を覚え、問題集で練習することで、計算ミスを減らすことができます。


建築施工: 建築物の施工に関する幅広い知識と図面問題への対応力を問う科目です。施工計画、施工管理、積算、契約など、施工全般の理解が必要です。


二級建築士試験は、難易度が高い試験です。 しかし、しっかりと対策をすれば、合格することは可能です。



・免許を取得する

大学・短期大学・高等専門学校で40単位以上履修して卒業している場合は、免許登録が可能です。40単位未満は前項で記載したように、実務経験が必要です。

高等学校・中等教育学校で指定科目を履修した場合は、2年の実務経験を経て免許登録ができます。




■まとめ



二級建築士は、建築業界で活躍するために必要な国家資格です。大学や専門学校で建築系の科目を修了すれば、実務経験なしで受験できます。実務経験があれば、未経験者でも受験可能です。

二級建築士資格は、あなたのキャリアアップに役立ちます。自分に合った目指し方で、免許取得を目指しましょう。




■橋本建設ではリフォームアドバイザーや公共工事の建築施工管理技士を募集しています!



橋本建設は、神戸市で公共工事や民間の建築工事、住宅リフォームなどを行う総合建設会社です。


創業50年の安定した企業で、神戸市優良工事表彰2年連続受賞など、高い評価を得ています。未経験から入社したスタッフや女性の施工管理スタッフも在籍しており、若い方や新卒・未経験の方も安心して働ける環境です。神戸市を拠点に地域密着の為、転勤もなく、働きやすい環境を整えています。


建築施工管理の仕事は、建築物の安全性を守り、高品質な建築物を作るために重要な役割を担っています。二級建築士の資格を持っている方はもちろん、未経験の方でも、建築に興味があり、チャレンジ精神のある方を募集しています。


橋本建設で、一緒に神戸の街づくりを担いましょう!



▼関連記事▼

》施工管理で「土木と建築」に就職するならどっちがいい?


》施工管理に学歴は関係ない?高卒でも活躍できる理由とは


》施工管理1年目はどんな仕事をする?仕事内容や橋本建設での働き方を紹介


》リフォームアドバイザーはどんな資格?仕事内容やリフォームアドバイザーになる方法を紹介!


》リフォームの施工管理はどんな仕事?他の建築施工管理との違いを紹介!




》代表インタビュー vol.1| 橋本建設が総合建設会社としてメリットに感じていることとは


■橋本建設の働き方


■社員インタビューはこちら


■施工事例はこちら