皆さん、こんにちは。神戸市を中心に兵庫県南部で総合建設工事を手がける橋本建設株式会社です。
建築施工管理の仕事は、工事内容によって、規模やお客様の属性や関わる業者が大きく異なります。その中でも今回は、リフォームの施工管理に焦点を当てて紹介します。
リフォームの施工管理は、お客様や関連業者とのコミュニケーションを通じて経験が磨かれる仕事です。また、それぞれの建物やそこで暮らすお客様のリフォームに対する期待やストーリーを直接聞いて、満足いただくことを第一に仕事に取り組めることが大きな魅力と言えます。施工管理の仕事内容や他の施工管理との違いについて触れながら詳しく解説します。
■リフォーム施工管理とは?
リフォームの施工管理は、リフォームの進行を円滑にし、計画通りに施工が進むように全体の工程を管理する仕事です。施工管理の仕事は大きく下記の「4つの管理」に分けられます。
① 品質管理・・・機能や各納まりが、設計通りに仕上がっているかを確認し、差異がある場合はやり直しを指示します。
② スケジュール管理・・予定したスケジュールが円滑に進むよう、資材の納入日程や職人の作業日程を調整します。
③ 原価管理・・・材料費や人件費を算出し、予算額との差異を把握して、所定の利益が確保できるかを管理します。
④ 安全管理・・・現場での労災事故を防ぐための安全管理も重要な役割です。手すりの設置や安全装備の確認、職人が安全に作業をできるように、危険を予知した声掛けなども含まれます。
この他、リフォームの場合、解体してみるまで発見の難しい不具合が見つかる場合もあります。お客様への状況説明した後、対策方法の検討やお客様への対応策の提案が必要です、場合によっては、スケジュールの延期、依頼業者の増加、原価の上昇など計画自体が大幅に変更となることも想定されるので、柔軟で迅速な対応が必要です。
■リフォーム施工管理の仕事内容
リフォーム施工管理者は、工事全体を把握して、工事完了までの過程をコントロールする必要があります。お客様のニーズを叶えて満足を得るためには、綿密なコミュニケーションと臨機応変で柔軟な対応力が求められます。業務の詳しい内容をリフォームの計画から順に解説します。
・お客様へニーズのヒアリング
リフォームのはじまりは、お客様が、今感じている問題点や改善したい点など、ニーズを細かくヒアリングすることです。どんな点に困っているかはわかっていても、自宅のどの部分をリフォームすればその問題が解決するのかについては、一般のお客様ではわかりづらいことも多いので、積極的な提案を心掛けます。
・お客様宅の現地調査
現地調査や図面の確認は、施工方法や部材の選定や見積内容に大きく関与するので、建物の構造や状態、資材の納入経路、作業スペースなどをきちんと把握することはとても重要です。念入りな現地確認は、施工計画の立案や予算の算出のブレをなくし、工事や打ち合わせをスムーズに進めることを可能にします。
・お客様にリフォーム図面と見積書を提出、説明
お客様のニーズと現地調査の結果をもとに、工事内容の設計図と見積書を作成し、お客様へ説明を行います。一括表示ではなく単価×数量で表示することや、お客様へ詳細内容の説明を行うと、見積内容に透明性を感じられるので、安心感を与え、信頼関係構築の基礎となります
・官公庁への届出書類を作成
リフォームに関する法令を遵守するために、工事前に、官公庁へ必要な届出や許可を作成、提出し、承認を得ます。
・各種打ち合わせ
社内の担当者との進捗確認や変更点の打ち合わせの他、関連業者との工事内容の打ち合わせを行います。それぞれの立場から見た問題点や懸念点を事前に確認して対処することは、円滑に工事を進めるために欠かせません。
・現場管理業務
工事をはじめたら、作業の進捗や品質を確認し、アクシデント発生時には迅速な報告と適切な対応策を講じることが求められます。
・事務作業
一日の終わりには、日報や工事に関する報告書の作成や請求書の処理など事務作業を行います。
》未経験でも分かる!施工管理の仕事内容や必要な能力をわかりやすく解説
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■リフォーム施工管理に必要なスキルは?
リフォームの施工管理に、必要なスキルについて解説します。
・臨機応変に対応できる力
予測不能な不具合の発覚などのアクシデントの発生もありえるので、現場に合わせた臨機応変な対応が求められます。また、正確な報告や相談ができることなど社内のコミュニケーションを円滑に行えるスキルも必要です。
・周辺への気配りを怠らない
お客様宅の周辺住民への挨拶の実施や通行人に対する配慮など、騒音や駐車場所などへの気配りが必要です。周辺住民へ工事の理解を求めトラブルを防止することは、お客様の工事後の生活環境を左右します。
・お客様の要望に対する正確な理解
お客様が伝えたい内容を正確に読み取って理解する必要があります。専門知識のないお客様のニーズを把握するには、ヒアリング方法の工夫やお客様のニーズを予測する想像力、実現するための知識と提案力が求められます。
・リフォーム工事に関する法律の知識
リフォーム工事に関する法律や規制などの知識を習得する必要があります。お客様のニーズが、法令上叶わないケースも想定されますが、適切な代替案を提案するためには、法律に対する知識が必要です。業務の中で経験を積みながら、2級建築施工管理技士や2級建築士など専門資格の取得を目指しましょう。
■他の建築施工管理となにが違うの?
リフォーム施工管理は、公共工事や大型施設の工事とは異なるやりがいがあります。一般のお客様との直接的なやりとりが多く、クライアントとより深いコミュニケーションがとれます。公共工事の担当者とのやりとりに比べて、細かい部分へのこだわりやリフォームに対する期待度が高いのも特徴です。直接感謝の言葉をいただけることは大きな仕事のやりがいとなります。
・わかりやすい言葉を使ったコミュニケーションが必要
公共工事は官公庁の担当者とのやりとりが中心となります。打ち合わせする相手も建築のプロであるため、打ち合わせ内容をお互い理解することが容易でスムーズな対話が可能です。一方、リフォーム施工管理は一般のお客様と直接やりとりします。説明したい内容を、わかりやすくかみ砕いて理解を得る必要があります。また、お客様からの質問についても、うまく言語化されておらず意図を読み取るのが難しい場合もあるので、想いを読み取る力やお客様に寄り添った対応、相互理解を叶えるための伝え方や配慮が必要です。
・クライアントと直接やりとりできる
リフォームの施工管理ではエンドユーザーと直接対話する機会が多く、リフォームに対する熱意や完成後の反響を直接感じることができます。お客様との距離感が近いので、一つひとつの仕事がやりがいに直結する経験となります。
■まとめ
リフォーム施工管理の魅力と具体的な仕事内容について紹介しました。この仕事は、建築業界の中でも、お客様と直接関わりながら進める特別な仕事であり、柔軟な対応力と優れたコミュニケーションスキルが求められます。お客様の期待に応え、満足度を高めるための潜在的なニーズを引き出しや提案やスケジュール通りの工事進行は、やりがいを感じるポイントです。リフォーム施工管理者は、お客様の満足と達成感を通じて直接的なやりがいを実感できる仕事です。その満足感や達成感は、一人ひとりのお客様を担当することによって積み重ねられるので、やりがいを追求する方にとって理想的な仕事と言えます。
橋本建設では、この魅力あふれる仕事に挑戦し、お客様との信頼関係を築きながら高品質なリフォーム工事を進める施工管理者を積極的に募集しています。建築業界でのキャリアアップをお考えの方や、未経験からスキルを身につけたい方、建築業界の仕事へ挑戦したいとお考えの方は、ぜひ橋本建設への応募をご検討ください。働きやすい環境でいっしょに仕事しませんか?
■橋本建設ではリフォームや公共工事の建築施工管理技士を募集しています!
橋本建設は神戸市を拠点に50年以上にわたり、確かな実績を誇る総合建設会社です。公共工事や民間建築工事、住宅リフォームなど多岐にわたる工事に携わり、その中でキャリアを築いてきました。神戸市優良工事表彰を2年連続で受賞するなど、高い評価を受けています。当社はアットホームな雰囲気があり、協力体制が整っています。20~30代の先輩社員が安心して働ける環境を提供し、女性施工管理スタッフも多数在籍しています。未経験からスタートした社員も多いので、就職後に困りがちな点、つまずきやすい点についても理解を得やすく、「わからないことをわからないと言える関係づくり」に配慮しながら丁寧に指導するので、初めての方でも安心して成長していただけます。
また、橋本建設は神戸市を拠点に地域に密着したスタイルを重視しています。転勤による子育てやマイホームの計画などの日常生活への支障を心配する必要なく、安心して働ける環境が整っています。新卒採用に積極的に力を入れており、未経験者の方も大歓迎していますので、ぜひお気軽にご応募ください。
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