建設業の未来は明るい! 施工管理の将来性やキャリアプランを紹介


皆さん、こんにちは。兵庫県神戸市を拠点に、兵庫県南部地域で総合建設業やリフォーム事業を手掛ける橋本建設株式会社です。


これまでの記事でもご紹介してきたように、施工管理は建設現場全体の責任者となる重要な仕事です。そのため、施工管理に興味のある若い方も多い一方、「今から就職して将来大丈夫なの?」「建設業だから労働環境が悪そう」「高卒だとキャリアアップしにくいのでは?」といった不安を感じる方もいます。


実際のところ、施工管理という仕事に将来性はあるのでしょうか。また、どのようにキャリアアップしていけばいいのでしょうか。ここでは、施工管理の将来性やキャリアプランについて解説します。




■施工管理は将来性抜群! 働き方改革も進んでいます



最初に結論をいうと、施工管理という仕事はまだまだ需要があり、大いに将来性があります。なぜなら、人々が生活する限り建物や公共インフラは必要とされ、その工事の需要がなくなることはないからです。工事があれば、その指揮監督を行う施工管理もまた必要とされるので、仕事がなくなる心配はありません。


特に近年の日本は、建物や公共インフラの工事の需要が増加しています。高度経済成長期から半世紀以上が過ぎ、その時代以降に作られた多くの建造物が老朽化してきているからです。今後は、建設から50年以上経過した建造物が加速度的に増加すると見込まれており、その建て替え工事や補修・補強工事が必要になります。当分の間、建設工事の需要は増え続けるでしょう。


参考|国土交通省-令和3年版国土交通白書


一方で、少子高齢化などの影響もあり、建設業界全体が人手不足に陥っています。施工管理も例外ではなく、担い手不足に悩む企業が多いのが実情です。今後、高齢の施工管理が引退すれば、人手不足はますます加速するでしょう。つまり、仕事は増えていくのに人手は減っていくわけですから、施工管理者が仕事の獲得に困ることはまずないのです。


また、建設業界の長年の問題である労働環境も、近年は改善が見られます。たとえば、国土交通省は建設業界の働き方改革を進めるため、「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定しました。このプログラムでは、長時間労働の是正や技能・経験にふさわしい処遇(給与)、社会保険加入の徹底、ICT(情報通信技術)などの活用による生産性向上を柱としています。


さらに2024年4月からは、残業時間の上限が罰則付きで規定される予定です。各企業においても、法改正への対応や人材獲得のため、労働環境改善の動きが活発化しています。こういった事情から、施工管理は将来性が抜群で、若い方でも就職する価値が十分ある仕事だといえるでしょう。


参考|国土交通省-建設業働き方改革加速化プログラム




■施工管理のキャリアアップに資格は必須!


施工管理としてキャリアアップしたい場合、ぜひ取得しておきたいのが「施工管理技士」の資格です。施工管理技士は、施工管理の能力を認定する国家資格ですが、施工管理の業務自体は資格なしでも行うことができます。


しかし、キャリアアップを目指すなら、資格は必ず取得しておかなければなりません。なぜなら、現場の責任者になるためには資格が必要だからです。


施工管理技士の資格には1級と2級があり、1級もしくは2級を持っていると、現場の技術上の管理を行う「主任技術者」になることができます。また、1級を持っている人は、より規模の大きい現場で技術上の管理を行う「監理技術者」になることが可能です。


さらに、建設業の営業所への配置が義務付けられている「専任技術者」も、施工管理技士の資格を持っていなければなりません。一般建設業の場合は1級または2級、特定建設業の場合は1級の資格を持っていると、専任技術者になることができます。


資格を持っていない人は、どれだけ施工管理のスキルが優れていても、上記のような役職につくことはできません。そのため、単純に昇進・昇給できないのに加えて、より難易度の高い仕事や大規模な現場の仕事を経験できず、施工管理のスキル自体が伸びなくなってしまうのです。


逆に資格を持っていれば、会社から有能な人材として重宝され、昇進や昇給に結びつきます。人手不足の現状では、どの会社も有資格者を求めていますから、転職する際も大変有利です。資格を取得するためには一定の実務経験が必要になるので、条件を満たした段階で早めに取得するのが望ましいでしょう。


施工管理技士の資格について詳しくはこちら


施工管理の資格とは? 取得するメリットやキャリアプランを解説





■高卒と大卒では、施工管理のキャリアは変わる?



施工管理の仕事をするにあたって、学歴の制限は特にありません。そのため、高卒で施工管理になる人もいれば、大学に進学し卒業してから施工管理になる人もいます。一般的な考え方としては、大卒の方がキャリアアップする上で有利に思えますが、施工管理の世界ではどうなのでしょうか?


まず、学歴が施工管理のキャリアに与える最も大きな影響は、施工管理技士の資格取得に必要な実務経験が変わるということです。たとえば、2級建築施工管理技士の資格を取得する場合、大学の指定学科を卒業している人なら、1年以上の実務経験を積むと受験資格が得られます。指定学科以外を卒業している人でも、1年6ヶ月以上の実務経験があれば受験可能です。


一方、高卒の場合は、指定学科を卒業していたとしても、3年以上の実務経験が求められます。指定学科以外を卒業している人であれば、4年6ヶ月以上の実務経験が必要です。その他にも細かい規定があるのですが、「高学歴であるほど受験に必要な実務経験が短くなる」と考えていいでしょう。


こうなると、やはり大卒の方が有利に感じられるかもしれません。しかし、大学に4年間通うことを考慮すると、資格を取得するまでにかかる期間は、実は大卒でも高卒でもほとんど変わらないのです。同じ年齢で比較しても、高卒で指定学科を卒業している人なら、大学に進学した人がまだ卒業しないうちに資格を取得できます。


もちろん大卒だと、新卒で大手ゼネコンに就職する人が多く、給与も高卒より高く設定されているでしょう。ただ、これはあくまでもスタート時点での話です。高卒は大卒よりも現場経験を多く積めるため、その分実践的なスキルを磨くことができます。十分な経験を積んで資格を取得すれば、大手に転職することも可能です。


そのため総合的に考えると、高卒でも大卒でも、施工管理としてのキャリアにそこまで差はつかないといえます。実際に、高卒でも1級施工管理技士の資格を取得し、大規模な現場の責任者を任されている人は大勢います。


重要なのはむしろ、就職してからどうするかです。高卒だからといって遠慮する必要はありませんし、大卒だからといって油断してもいけません。意欲のある人がどんどん成長しキャリアアップできるのが建設業界ですから、学歴に関係なく積極的にチャレンジしましょう。弊社でも、熱意あふれる若い人材を何よりも求めています。




■施工管理はさまざまなキャリアの選択ができます!



施工管理は、資格を取得して現場経験を積んでいけば、十分大きなキャリアになります。それに加え、施工管理としての知識や経験を生かし、さまざまなキャリアが選択できるのも魅力です。大きく分けると、「キャリアチェンジする」「違う業種の施工管理になる」といった選択肢があります。それぞれの内容を見ていきましょう。



・他の職種にキャリアチェンジする

キャリアチェンジとは、未経験の業種や職種に転職することです。施工管理からのキャリアチェンジの選択肢としては、建築士、建設コンサルタント、労働安全コンサルタント、社会保険労務士などが挙げられます。


これらの職種はいずれも資格が必要ですが、施工管理技士の資格を持っていると受験資格が得られたり、試験の一部が免除されたりするため有利です。施工管理として現場を指揮監督してきた経験や知識も、大いに役に立つでしょう。


会社によっては、施工管理からキャリアチェンジした人をそのまま雇用し続けたり、独立後に取引先になってくれたりすることもあります。施工管理として働く中で、他の仕事への興味が出てきたら、ぜひキャリアチェンジを検討してみてください。



・違う業種の施工管理になる

一口に施工管理といっても、実際の職場はさまざまです。施工管理技士の資格も1つではなく、業種に応じた7種類が用意されています。橋本建設で活躍しているのは「建築施工管理技士」で、その他にも土木・建築機械・電気工事・管工事・造園・電気通信工事があります。


当然、求められる専門知識は業種によって異なりますが、いわゆる4大管理(工程・安全・品質・原価)が仕事の中心であり、現場の指揮監督を担当する点は変わりません。ある業種の施工管理として活躍できていたのなら、他の業種でも十分に通用するでしょう。


なお、 新たな資格取得のための実務経験は1から積む必要がありますが、業種によっては前職の実務経験の一部を適用できる場合もあります。他業種の施工管理への転職を考えている時は、それまでのキャリアをチェックしてみましょう。




■まとめ



施工管理技士は十分に将来性があり、就職する価値がある仕事です。建造物の老朽化や少子高齢化の進む日本では、今後ますます工事の需要が増え、施工管理者も必要とされるようになるでしょう。特に若い世代の方はどの会社も求めているため、まさに引く手あまたです。


高卒でも大卒と同等のキャリアを築きやすく、将来のキャリアの選択肢が豊富な点も魅力で、努力した分だけ給与や待遇に反映されます。建設工事を通じて社会を支える仕事をしてみたい方や、巨大な建造物を作り上げることに興味がある方は、ぜひ施工管理の仕事にチャレンジしてみましょう




■橋本建設は「安定して長く働ける会社」です!



橋本建設では、建設現場で働く建築施工管理者を募集しています。弊社は神戸市で公共工事や民間の建築工事、住宅リフォームなどを行う総合建設会社(ゼネコン)です。創業50年の安定した企業で、神戸市優良工事表彰を2年連続で受賞するなど、技術力を高く評価されています。


神戸市を拠点に地域密着で活動しているため、転勤はなく腰を据えて働けます。残業時間は月10時間程度と短く、日曜祝日と奇数週の土曜は基本的に休みなので、ワークライフバランスを取りプライベートも充実させられるのが魅力です。


福利厚生や各種手当も充実しており、業務に必要な作業服や道具の準備費用はすべて会社が負担しています。資格取得支援制度もあり、取得後には昇給や資格手当が得られるので、積極的にチャレンジしてください。もちろん、普段の仕事ぶりもしっかり評価し、経験やがんばりに見合った報酬・待遇を与えています。


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■橋本建設は未経験者でも安心! 一緒に働きませんか?


橋本建設では、採用にあたって経験や資格、性別は一切問いません。入社後すぐに建築施工管理と住宅リフォームの研修があるなど、研修体制が充実。従業員の年齢層は20代~60代と幅広く、ベテラン社員がしっかりと指導するため、若い方や新卒・未経験者でも安心です。


実際に未経験から入社したスタッフや、女性の施工管理スタッフも活躍しています。最近は新卒採用に力を入れているため、若い未経験者は大歓迎です。もちろん既卒者や第二新卒、中途採用の方でもOK! 職歴や経験に見合った待遇でお迎えし、施工管理技士や建築士などの資格をお持ちの方は優遇いたします。


建設業界でキャリアを積みたい時は、「安定して長く働ける会社」「未経験者の教育体制が整っている会社」を選ぶことが何よりも大切です。働きやすい環境が整い、神戸市からも技術力を評価されている橋本建設で、施工管理者として成長してみませんか? 興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。